戻る 古い人形の表現方法
古い人形の表現法として考え試したのがこの方法で、昨年9月の個展より描いておりました。まず和紙の裏から白ぬき液でぬきたい部分をぬいておきます。そして裏から大字(夢中)と絵を描き、彩色したものを表にして、 短くカットした筆に古色をつけ(水はできるだけ少なくつけて)表に出てきた色の上からさらに古色をたたきつけて彩色します。「夢中」という字が裏になっているのは裏も表も「夢中」ですという意図からです。左側下部の印の上の「ミニ熊手」は初詣で引いたおみくじに入っていた縁起物です。絵手紙の中で「ご縁」がありますようにと願いをこめました。森 千景